JavaScript関数・メソッド一覧:目的別に学ぶ52の個別解説
JavaScriptの主要52関数・メソッドを目的別に紹介。配列・文字列・オブジェクト・数値・日時・Promiseの個別記事から、実行結果付きの使い方と注意点を学べます。
JavaScriptの主要な標準関数・メソッドを1つずつ解説するリファレンスです。各ページで引数・戻り値・実例・注意点と、ブラウザー・Node.jsの互換性を確認できます。標準機能すべてやDOM・通信APIを網羅した一覧ではなく、日常のデータ処理でよく使う52項目を対象としています。
まず知っておきたい関数の分類
グローバル関数と静的メソッド
parseInt() のように直接呼ぶものと、Object.keys() のように組み込みオブジェクトに続けて呼ぶものがあります。引数や戻り値は、それぞれの個別記事で確認してください。
インスタンスメソッド
Array.prototype.map() は実際には items.map(...) のように配列へ呼び出します。同じ includes() でも配列と文字列では用途や仕様が異なるため、記事を分けています。
ブラウザーとNode.jsのどちらでも学べる
ブラウザーで動かす
開発者ツールのConsoleで実行するか、index.html から main.js を読み込みます。出力はConsoleに表示されます。
Node.jsで動かす
main.js を保存し、ターミナルで node main.js を実行します。個別記事の完成例はDOMへ依存せず、どちらの環境でも試せます。ただし対象機能に対応する版が必要です。
目的別の関数・メソッド一覧
配列の変換・検索・集計
Array.prototype.map():配列の各要素を変換して新しい配列を作る。Array.prototype.filter():条件に合う要素だけを新しい配列へ取り出す。Array.prototype.reduce():複数の値を1つの集計結果へまとめる。Array.prototype.find():条件を満たす最初の要素を取得する。Array.prototype.findIndex():条件を満たす最初の要素の位置を調べる。Array.prototype.includes():配列に特定の値が含まれるか調べる。Array.prototype.some():条件を満たす要素が1つでもあるか調べる。Array.prototype.every():すべての要素が条件を満たすか調べる。Array.prototype.forEach():配列の各要素に対して処理を実行する。Array.prototype.slice():配列の一部を元配列を変えずに取り出す。Array.prototype.splice():配列の途中で要素を削除・挿入する。Array.prototype.sort():配列を比較関数に従って並べ替える。Array.prototype.flat():入れ子の配列を指定の深さまで平坦化する。Array.prototype.flatMap():各要素を変換し、結果を1段だけ平坦化する。Array.from():反復可能な値や配列風オブジェクトから配列を作る。Array.isArray():値が配列かどうかを判定する。
文字列の検索・分割・整形
String.prototype.includes():文字列に検索文字列が含まれるか調べる。String.prototype.slice():文字列の指定範囲を切り出す。String.prototype.split():区切りに従って文字列を配列へ分割する。String.prototype.trim():文字列の両端の空白を除去する。String.prototype.replace():文字列の一致部分を置換する。String.prototype.replaceAll():一致するすべての箇所を置換する。String.prototype.startsWith():文字列が指定の文字列から始まるか調べる。String.prototype.padStart():文字列の先頭を埋めて指定の長さにそろえる。
オブジェクトの変換・検査
Object.keys():オブジェクト自身の列挙可能な文字列キーを取得する。Object.values():オブジェクト自身の列挙可能な値を取得する。Object.entries():キーと値の組を配列として取得する。Object.fromEntries():キーと値の組からオブジェクトを作る。Object.assign():複数オブジェクトのプロパティを対象へコピーする。Object.hasOwn():オブジェクト自身がキーを持つか調べる。
数値の解析・URL部品の変換
parseInt():文字列の先頭から整数として読める部分を変換する。parseFloat():文字列の先頭から小数を読み取る。encodeURIComponent():URLの部品として文字列をエンコードする。decodeURIComponent():URLの部品をパーセント表記から復元する。
数値の検証
Number.isNaN():値が数値のNaNかどうかを判定する。Number.isFinite():値が有限の数値かどうかを判定する。
丸め・最大値
Math.floor():数値を負の無限大方向へ丸める。Math.ceil():数値を正の無限大方向へ丸める。Math.round():最も近い整数へ数値を丸める。Math.max():複数の数値から最大値を求める。
JSONの解析・保存
JSON.parse():JSON文字列をJavaScriptの値へ変換する。JSON.stringify():JavaScriptの値をJSON文字列へ変換する。
非同期処理の組み合わせ
Promise.all():複数の非同期処理の成功結果をまとめて待つ。Promise.allSettled():複数の非同期処理が成功か失敗かをすべて集める。Promise.race():最初に決着した非同期処理の結果を採用する。Promise.any():最初に成功した非同期処理の結果を採用する。
関数の呼び出し・thisの固定
Function.prototype.call():thisと引数を指定して関数を呼び出す。Function.prototype.apply():thisと配列風の引数一覧を指定して関数を呼び出す。Function.prototype.bind():thisや先頭の引数を固定した新しい関数を作る。
日時の取得・文字列化
Date.now():現在時刻をUnixエポックからのミリ秒で取得する。Date.prototype.toISOString():日時をUTCのISO形式文字列へ変換する。
正規表現の判定
RegExp.prototype.test():正規表現に一致する部分があるか判定する。
学習を進める順序
入門から実践へ
まず配列のmap・filter、文字列のincludes・splitを試します。続いてObjectとJSONでデータの形を変え、Promiseで非同期処理を組み合わせます。関数そのものの定義やスコープが不明な場合は、基礎記事へ戻って確認してください。